ホッとする雑貨店ができるまで

会社を辞め、小さな雑貨店を開こうと思い立ちました。実現するのか?好きな雑貨や日々の出来事など。

長く使える上質なテーブルランプ探すなら外せない、PHとパンテラ

こんにちは。

家でホッとしたい時に、そばにあるといいなあと思うモノやコトを中心に紹介しています。今回はテーブルランプの照明器具。

天井からの明かり(照明)を消したり、少し暗くして、そばにテーブルランプを置くだけで、ホッとする落ち着いた空間になりますよ。

今回はデザインと質の高い照明として有名なデンマークの「ルイスポールセン社」。この中でもおそらく人気TOP2なのではないかと思われる器具ですので、インテリアや照明に少しでも興味を持っている方は、「知ってますよ~」「雑誌やインスタで見たことあるわ」という方が多いのではないでしょうか?

デザインや光も素晴らしいですが、お値段もなかなかでして。

個人的にも購入しようかと迷っていますが、決断に至っていないので、自分の頭の整理も兼ねて機能や特徴を改めて紹介したいと思います。

「家でホッとする時間をもっと充実させたい」と思っている方に少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

 

ルイスポールセンの人気機種、パンテラとPH

右端がパンテラ。左2つがPHです。(ヤマギワショールームにて)
パンテラとは

1971年にデンマーク出身のデザイナー、ヴァーナー・パントン(1926-1998)がデザインした照明器具です。半球のシェード、支柱部分のくびれからベースへの曲線フォルムが美しいです。色や素材のバリエーションが豊富です。

デザインももちろん素敵ですが、光も柔らかくて「ふわっ」と周囲を包み込むようなやさしさがあります。光源(電球)は直接見えないようになっていて、まぶしさを感じることはありません。素材や色によって、半球部分が発光するタイプと、半球部分は光らず、下方向にだけ光が出るものもあるので、好みや用途で選ぶかたちとなります。

 

PH(ピーエイチ)とは

デンマーク人のポール・ヘニングセン(1894-1967) により開発された照明器具のシリーズです。1925年から亡くなる直前まで、ルイスポールセン社と協力して器具の開発に力を注ぎました。

PHはポール・ヘニングセンの頭文字です。

3つのシェードの形状、位置、角度がすべて計算されており、どこから見てもランプが見えない(=まぶしくない)ようになっています。これは実際にぜひ実物を見てほしい。本当に見えそうで見えないんですよね。

昔、光源(電球)の主流だった白熱球のように小さい電球は、そのままだと「まぶしく」、「くっきりした影」も出ます。それを「いかにまぶしくなく、かつ影の少ない柔らかい光に変換するか」を追求したのです。

単純に考えると、電球のまわりを分厚い布やガラスで覆ってしまえばまぶしくなく、拡散もするのですが、そうすると光は弱くなってしまいますし、全方向に均等に拡散してしまいます。それを電球のもっている性能をできる限り効率よく使い、手元にも必要な明るさ、近くにいる人の顔にも強い影が出ないよう、やさしいムラのない光を出すという難解な課題に挑み、見事実現したのです。

最初のモデルは1920年代末に発表されています。驚きですよね。

 

パンテラでどれ選ぶ?

パンテラはサイズが4つあります。2020年に発売された一番小さいポータブルタイプが大ヒットし人気です。価格も一番安いですし、持ち運びできるので好きなところに設置できるのは魅力ですね。災害などで停電したときにも役に立ちます。

ポータブルを部屋のコーナーや、ダイニングテーブルなど数か所に置くと雰囲気はとてもよくなると思います。

ただ光は弱くなるので、明るさもある程度欲しい場合は注意が必要です。

個人的には下から2番目のサイズのMiniがいいかと思っています。コンセントに挿さなければいけませんが、まめに持ち運んだりしないタイプですし、ポータブルより明るさも得られます。(調光もできます)

Mini 高さ 33.5cm、直径 25cm 75,900円(税込) 

非常時用にポータブルも1個持っておくのもおすすめです。

半球部分も発光するほうが、周囲(天井なども)もふんわりやさしい光で包んでくれ、人の表情も見やすいので好きです。

 

元々は直径40cmタイプがオリジナル。徐々にサイズダウンしてきています。

パンテラのテーブルランプのラインナップ。★価格は現在の価格とは異なります。
PHでどれ選ぶ?

PHはテーブルランプのタイプが6種類あります。
一番サイズが小さく価格も安いのは 2/1テーブルというタイプで、

高さ 35.5cm、直径 20cm 129,800円(税込) 

結構しますねー(苦笑)。2023年7月にまた値上げするそうです。

ちなみに一番高い機種は約50万します!

PHは、他のサイズがすべてLEDに対応しているのですが、この最小のタイプ(2/1テーブル)のみソケットがG9という小さいサイズでLED対応ができず、今まで白熱(ハロゲン)球だったのです。

なので、このタイプのみシェードが熱くなるので個人的には残念に思っていたのですが、なんとG9のLEDが開発され、現在(2023年2月以降)はLED対応になっています。これは嬉しい!

昔はテーブルランプは白熱が主流で熱いのが当たり前だったのですが、LEDが主流になると、やはり熱いのは敬遠されますね。時代ですね、、

自宅はマンションですし、部屋のサイズからもこのサイズで十分かなと思っています。(最初に紹介したパンテラのMiniと大きさもほぼ同じです)

 

まとめ

テーブルランプはたくさん種類があるので、好みのデザイン、必要な明るさ、予算によって選択していくのですが、「ホッとリラックスできる空間にしたい」「長く使いたい」と思っているなら、PHとパンテラは一度はぜひ見てみてほしい器具です。

個人的な意見ですが、PHは機能的で使われている素材も上質なので、建築家が設計した本物の自然素材を使った空間(少し場所は選ぶかな)に合いそうです。パンテラのほうが、もう少しカジュアルに使えそうです。

ちなみにパンテラのポータブルとMiniは電球の交換ができません。不具合が起きた場合はメーカーでの修理となります。PHはすべて電球交換できます。ここは悩むポイントですが、どちらも長く使え、上質な光を与えてくれる器具に間違いありません。

 

今回は、名作照明でつい熱が入り、長文となりました。(器具はLEDなので熱くないです。笑)

また、照明に限らずホッとしたい時間におすすめのモノやコトを紹介していきます。