古くてあたらしい仕事
夏葉社ってご存知でしょうか?
島田潤一郎さんが一人で立ち上げ、一人で経営されている出版社。
その島田さんの著書「古くてあたらしい仕事」を読みました。
立ち上げの時の話や、手掛けられた仕事のエピソード、仕事に対する姿勢や考えなどが書かれています。小さい会社、一人でやるからこそできること、大切にしていることは、とても胸に刺さりました。
特に印象に残ったのは、下記の文章。
・「わたしだったら買わないけれど、お客さんは喜ぶかもしれない」というような商品はたいてい下らない。
・今の社会を生きにくいと思っている人たち、彼らはゆっくりと生活したいし、自分のペースで物事を考えたいし、仕事はコツコツとやりたい。そういうものを低く見積もったり、損なったり、壊したりする風潮があるのだとすれば、そういう流れに抗う存在として本はあるし、音楽はあるし、小さな店はある。
いいなあ。
特に買いたいものがなくても、ふらっと立ち寄って商品を見ているうちに、なんか気持ちが落ち着いたり、リラックスする。帰るときにはなんか足取りが軽くなる。もちろん買ってくれなければ店は潰れてしまうので、困るけど(笑)。
自分が理想にするのは、そんな店。